家計管理や貯金がなかなかできないという人も多いと思います。家計簿が三日坊主で続かないのは入力に手間暇がかかるからという理由も多いものです。また、入力に疲れてしまって付けるだけになっている場合もよくありますね。実は家計簿は付けた後のチェックと分析・改善が一番大切になります。
一番手間暇がかかる作業をマネーツリーアプリのようなIT技術を駆使した家計管理サービスで自動化できれば、次のステップにすぐに進むことができます。データから自分にとってのウィークポイントを探し出し、そこを重点的に改善していくこともできるのです。
まずチェックしたいのは資産の伸びです。順調に資産が増えていっているようなら黒字で大きな問題はないということが分かります。資産が減り続けて赤字になっているという人は何が原因で赤字になっているのかを確認しましょう。1ヶ月のうちに大きな支出はなかったかをチェックしてみましょう。赤字になってしまっている人はまずは収入以上に使い過ぎない努力をしましょう。クレジットカードが原因で赤字になっているという人はしばらくデビットカードや電子マネーなど後払いではない手段を利用するのも一つです。収支のバランスが取れるようになってきたら無理のない金額で貯金をスタートさせましょう。
Moneytreeアプリ、支出詳細 (Android版イメージ画像)
Moneytreeアプリ(全てのディバイス)を使うと、資産の伸びが一目でわかります。また、支出のグラフでは、毎月の支出合計の推移を確認することができます。支出の詳細は、仕訳された支出表で確認いただけます。(マネーツリー編集部より)
一人暮らしの平均値は支出の7.1%、ファミリーなら4.2%。大きな買い物をしていなくても、外食費が過大になっているなど弱点支出がないかも合わせて確認していきましょう。赤字の原因が分かったら弱点支出に注目をして改善をします。「××店」でこんなにお金を使っているという原因が分かればそのお店にしばらく行かないというのも一つの手です。食費が平均と比べて高いなど弱点費目がある場合はその項目に絞って節約をすると効果的です。
ちなみに、総務省の家計調査によると、一人暮らしの平均的な外食費は1万1314円(消費支出の中での割合は7.1%)、ファミリーの平均は1万1801円(消費支出の中での割合は4.2%)となっています。このような平均値を参考に見直すことも一つの方法です。
結婚や同棲をしていて2人分の口座を管理しているという人も家計管理サービスを利用すると2人分の収入、支出、資産を合算するのに便利です。それぞれが銀行、クレジットカードなど登録をしていれば自分の分を把握することは簡単です。月に一度程度お金について話し合う機会を作り、お互いにデータを見せ合うなどをすれば合算してどれくらい資産があるのかがすぐに分かります。できる限りブラックボックスをなくすほうが家計全体を把握しやすくなります。また、人間自分に対しては甘くなってしまいがちなので、牽制してくれる相手がいるほうがムダ使いを抑止する効果があります。
見える化をし、家計を可能な限り透明にし、問題が見つかったら改善をする努力をしましょう。少なくとも週に一度はアプリを開いて家計簿、資産簿を確認したいですね。未使用のポイントも有効期限内に使い切ることをお忘れなく。
外資系投資銀を経てFPとして独立。著書に『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』、監修本にジム・ロジャーズ著『日本への警告 米中ロ朝鮮半島の激変から人とお金が向かう先を見抜く』 (講談社+α新書)など。
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