マネーツリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:ポール チャップマン、以下「当社」)は、京都大学 経済研究所の宇南山研究室が、12月1日に開始する新たな家計収支調査において、当社の金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」が採用されたことを発表いたします。
家計収支調査に不可欠であるデータ収集システムに、家計収支情報を自動収集する技術を学術研究に活用する試みは、国際的にも先端的であり、国内初の取り組みとなります。
家計収支は、現在の日本経済を考える上で最も重要な構成要素の一つでありますが、その調査が困難であることは広く知られています。今回の連携により、個人からの同意を得た上で銀行口座の出入金やクレジットカードの利用履歴などを自動で収集することが可能となります。個人における調査協力への負担を軽減させることで、アンケートや家計簿を使用した従来の公的統計の限界に挑戦し、これまでにない金融データの構築と実現を目指しています。
本調査は、RICH(Realtime Income and Consumption of Households)プロジェクト*の一環として、日本学術振興会より科学研究費補助金の助成を受け、一定の条件を満たした資産管理アプリ「Moneytree」利用者の同意を得て実施されます。
「Moneytree LINK」は、多様なスマートフォンアプリのインターフェイスにも柔軟に対応できるだけでなく、セキュリティおよびプライバシーに配慮したサービスであることなどが評価され、金融サービスを提供する金融機関での導入が拡大しています。 今後も、優れたデジタル体験を提供することで、このような国際的に認知された研究への活用ならびに貢献を目指します。
*RICHプロジェクトについて-
RICH(Realtime Income and Consumption of Households)プロジェクトは、家計収支に関する新たなデータを構築する学術的なプロジェクトです。京都大学経済研究所の宇南山研究室が主体となって実施する調査であり、科学研究費補助金の助成を受けています。調査は申込みのあった資産管理アプリ「Moneytree」利用者を対象に実施し、金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」を活用することで家計収支情報を自動で把握します。現在、調査にご協力いただける方を募集しています。
ウェブサイト:http://www.rich.kier.kyoto-u.ac.jp/index.html
2012年に日本で創業。金融データプラットフォーム「Moneytree LINK®︎」をベースに、個人向け資産管理サービス「Moneytree®︎」および企業向けにデータ連携サービスを提供しています。国内において、金融・会計業界の標準APIとして認知され、人々に信頼されるデータプラットフォームの構築を目指しています。米国セールスフォース・ドットコム、三大メガバンク系ファンド、SBIインベストメント、地域金融機関系ベンチャーキャピタル、フィデリティー・インターナショナルなど海外大手運用会社から出資を受けています。
Moneytree LINKは、2,500以上の銀行口座、クレジットカード、電子マネー、ポイント・マイル、証券口座の金融データを集約するAPIを提供しています。マネーツリーのコアバリューはサービスにおける業界最高水準のセキュリティ、プライバシー保護、透明性の実現。Moneytree LINKは金融業界を中心に、新しい価値を提供する中立性の高い金融データプラットフォームとして認知され、現在、みずほ銀行、三井住友銀行、弥生、TKC、地方銀行、信用金庫など95社以上に採用されています。
会社名:マネーツリー株式会社
代表取締役:ポール チャップマン
資本金:1億円(2022年3月末時点)
設立日:2012年4月23日
ウェブサイト:getmoneytree.com
マネーツリー株式会社 広報窓口までご連絡ください。