こんにちは、サッシャです。キャッシュレスのすすめ第2回、今回から本格的にキャッシュレスライフへの道を進めて行きたいと思います。まず、これまでのお金の支払いの歴史について、振り返りましょう。
そもそも、支払いの歴史を簡単に振り返ってみると・・・昔は買い物の支払いは現金が中心、クレジットカードを持つことも簡単ではない時代が長く続きました。アメリカには小切手(トラベラーズチェック)をもって旅行や出張に行くのがあたりまえでしたね。そんなわけで庶民は現金。一部の富裕層や、あくまでのも現金の補完としての利用がメインだったクレジットカード。
その状況を大きく日本で変えたであろう出来事が、やはりというべきか?ここでもというべきか?インターネットだったのではないでしょうか?オンラインショッピングが急速に普及したことによって、クレジットカードの利用が広まっていきました。「年会費0円」というクレジットカードも登場して学生も持てるようになったのが90年代後半。
しかしクレジットカードには大きな欠点があります、それは18歳未満が所持できないということ。
そんななか、おそらく日本で一番最初に広く導入された現金やクレジットカードに代わる決済は、銀行のキャッシュカードを使ったデビットカード(サービス名は「J-DEBIT」)だったのではないでしょうか?
これは銀行に口座があれば誰でも使えるという利点があり、そのまま銀行口座から引き落とされるというスピーディーな決済方法です。実はこの銀行のキャッシュカードによる決済は現在でも僕の母国ドイツなどヨーロッパの国々で今も広く使われている国があります。
しかし日本ではデビットカードはそこまで普及していません。その理由はおそらく「即引き落とし」という性質がクレジットカードと違い、分割払いや毎月の一括払いが出来ないことによる敬遠が大きいのではないでしょうか?
そこで2000年ごろに登場したのが、当時ソニーが中心となって作った電子マネー「Edy」(現在の「楽天Edy」)。これは当時は主に町中やお店にあるEdyのチャージ機械などでチャージして利用するというシステム。つまり通常、銀行口座からおろして現金化したものをチャージして、持ち歩く現金を減らそうという試みでした。特に小銭の利用を減らす効果は大きかったのではないでしょうか?
僕もEdyのカードを持っていましたが主な利用は自動販売機での仕様や小さな買い物がメインでした。なので小銭は減りましたが、財布の紙幣が大幅に減ったかと言われれば、そうでもありませんでした。
それとほぼ同時期に登場したのがJR東日本の電子マネー「SUICA」。登場当初は切符と定期のIC化&電子化を果たしましたので、キヨスクなどを含め駅の中での利用が中心でした。ただ僕自身ありがたかったのは、それまでは買った切符の価格よりも遠くまで乗った時に電車内や駅でしていた精算をする必要性がなくなったこと。
「ピッ」っと自動改札にタッチして通るのも新鮮でしたね!他にも関東では私鉄各社によるカードも存在していました。ただ、今思えば鉄道各社それぞれのカードを保つ必要があってちょっと大変でした。(これは後に統合され現在の「PASMO」になり、現在は「SUICA」などとも共通利用できるようになりました)
僕はこの頃から好奇心もあって、そしてなにか未来を感じて早々に各電子マネーを導入していきましたが、この当時はまだそれぞれの利用場所が限られていたり、一度現金からチャージする形が基本だったりと、まだまだ決定打に欠ける状態だったのは否めません。
しかし、その状況を一変させたのは「携帯電話」の進化でした。次回は、携帯電話がもたらした電子マネーの革命にフォーカスします!
ドイツで生まれ10歳まで過ごし現在も定期的に往復中。 日本とドイツの架け橋となるべく活動しており、普段は東京のラジオ局J-WAVEでお昼の番組Beat Planetのナビゲーターを担当。また、日本テレビ系列の「金曜ロードSHOW!」の案内役、そしてモータースポーツやサイクルロードレースの実況アナウンサーとしても活動中。
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